6月1~4日の間、東京ビッグサイトで開催される「東京おもちゃショー2017」。それと同時に、一般社団法人日本玩具協会から玩具市場の概要が発表されました。
さて、16年のガチャガチャ業界の動向はどうなったでしょうか。
ガチャガチャライター・評論家のおまつです。

妖怪ウォッチが減少で2年ぶりに300億円を割ったガチャガチャ業界


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主なキャラクター商品の動向を追っていくと、2014年度は「妖怪ウォッチ」「アナと雪の女王」という大ヒットキャラクターによって大きな売り上げを作りました。

2015年度では「トミカ」「リカちゃん」などの定番商品が大きく売り上げを伸ばし、
2016年度は「リカちゃん」「メルちゃん」「アンパンマン」「トミカ」「仮面ライダー」などの定番商品や定番キャラクターが引き続き好調だったのに加え、
「ベイブレードバースト」や「うまれて!ウーモ」といったヒット商品や話題商品が市場を活気づけました。

さて、活気づている玩具市場ですが、ガチャガチャ業界はどうだったでしょうか。

カプセルトイ売上市場(おまつ)
13年から14年にかけて、ガチャガチャ業界は初めて300億円超えを果たしましたが、
この一番の要因は、妖怪ウォッチです。

この妖怪ウォッチが社会にでてきたのが2013年7月以降で、そこからバンダイさんがメダルとしてガチャガチャを販売開始。そこから爆発的な売り上げをたたき出しました。

その妖怪ウォッチの影響が、ガチャガチャ業界全体にも及ぼしカプセルトイ業界を活性化したと言えます。

大ヒットした妖怪ウォッチ。いや、社会現象になるまで認知され、大爆発的にヒットとなった妖怪ウォッチですが、その勢いは長くは続きませんでした。

妖怪ウオッチの売上推移(おまつ)
上のグラフは、バンダイが発表した17年3月期の国内トイホビー売り上げを
おまつが妖怪ウォッチのみを取り上げてまとめたグラフです。

明らかに14年から15年の伸び率がバブル的な伸びです。常識的な上昇傾向とは違う伸びになっているのがわかります。バブルが必ずはじけるのは、今までの歴史からみて明らかですよね。

16年には徐々に妖怪ウォッチの売上が減少しています。それと関連づけるかのように、カプセルトイ業界の市場規模も縮小しています。

その結果、16年のカプセルトイ市場は2年ぶりに300億円を割り、277億円となりました。

ただ、妖怪ウォッチを除くと、妖怪ウォッチの発売前の2013年とほぼ横ばい状態になっていることがわかります。

最近では、各ガチャガチャメーカーは大人ガチャ向け市場に取り組む割合が増えてきたことを考えると、
今後も徐々に市場規模も伸びていきますね。

最近では、タカラトミーアーツが展開する空港ガチャは外国人にインバウンド需要を生み出しました。
バンダイも東京駅や羽田空港にガシャポン売り場を広げていっています。

ガチャガチャ売り場が昔と比べて明らかに増えていっているのは、周知の事実と言ってもいいですね。

というわけで、今後もガチャガチャ業界の動きに目が離せません。

 では、また、またね!(提供:ガシャポン・ガチャガチャライター・評論家おまつ)
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